SSSS

子育て

SSSSとはブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphyloccal scalded skin syndrome)の略で全身性の疾患です。遊戯王とかなにかのカードのスーパーレアのことではありません。ゆーくんが生後2ヵ月の頃この病気にかかり、10日間ほど入院しました。とびひの原因の黄色ブドウ球菌が産生する毒素によって、表皮が侵され、火傷のようにむけてしまいます。乳児・小児がよくかかり、かつては命を脅かす疾患だったそうです。最近は早期に発見し治療すれば、よく効く抗生物質があるので、重症にならないですみます。

我が家の場合、ママが最初にゆーくんの皮膚の異常に気が付きました。ゆーくんのお腹や胸のあたりが赤くなっていて、あーくんと比べてもなにかおかしいと。わからない場合、2人を比べてみて判断することもよくありました。すぐ生まれた病院に電話し受診すると、即入院することになり、あわて驚いたのを覚えています。入院するほどの病気だとは思っていませんでした。さらに双子乳児なので、ママと離すわけにもいかず、ママ含め3人で入院することになりました。思ったより大ごとでした。

急遽、はーちゃんはママ方の実家に預けました。パパは仕事終わりに病院に行き、同じ病室のソファで寝泊まりしてました。かいじゅうたちやママと離れて、1人自宅で寝泊まりが寂しかったので。

治療は、早期に適切に行っていただきました。皮膚の赤み、痛み。赤ちゃんは泣くことでしか表せません。パパママが早く気づき、対応できるかが大切です。ブドウ球菌属の細菌には、皮膚の最も外側にあたる角層を他の層からはがしてしまう有害物質(毒素)を分泌するものがあります。その毒素は全身に広がるため、皮膚のごく一部がブドウ球菌に感染しただけで全身の皮膚がはがれてしまうことがあるそうです。

退院してからは、定期的に通院し、ヒルドイドソフト軟膏やロコイド軟膏などを処方してもらい、スキンケアに気を付けていました。保湿して皮膚のバリア機能を保つことが大事なので、お風呂あがりに軟膏を塗る日々でした。アベンヌウォーターも使ってました。ミストシャワーで気持ちいいです。フランスの温泉水で、ヨーロッパでは皮膚科で治療にもしようされているそうです。


双子あるあるで、1人が病気になるともう1人も同じ病気になる、というのがありますが、SSSSはあーくんにはうつりませんでした。でも、二人とも皮膚弱めだったので、二人とも同じようにスキンケアしてました。産道を通った方が皮膚が丈夫になるという話を聞いて、ママが気にしていたときがありましたが、病気になるときはなります。赤ちゃんの頃は、風邪ひくのなんてしょっちゅうですし。

双子なので、障害や病気のリスクは高いのかもしれないと思ってはいましたが、5才の現在まで入院したのはこの病気の時だけです。元気いっぱいのかいじゅうで、恵まれていると思います。最近、言葉の発達具合が少し遅れているとわかったので、言語聴覚士の方と週1回リハビリすることになりました。双子だけのコミュニケーションでお互いを補い合っていて、あまり目立たなかったことですが、大きくなるにつれ、いつも一緒というわけにもいきません。今後困らないように、早いうちから改善していければと思います。

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