「秋分の日」は、国民の祝日で、「春分の日」と同じく月日が明記されていない祝日です。国立天文台が毎年2月に、翌年の「春分の日」「秋分の日」を発表しています。どうやって決めているのか、気になったので、少し調べてみました。
春分の日は「春分日」、秋分の日は「秋分日」という天文学上の呼び名で、定義されています。太陽は星々の間を移動していて、その通り道が「黄道」。地球の赤道を天にまで延長したものを「天の赤道」。この二つはお互いに傾いているため、交わるのですが、その一つを春分点、もう一つを秋分点と言います。そして、太陽が春分点・秋分点の上を通過する瞬間があります。その日を春分の日・秋分の日とする。
地球の運行状態は常に変化しているので、将来の春分の日・秋分の日は計算上の予測となります。なので、毎年、2月に発表されているということになります。知らない方も多かったのではないでしょうか。カレンダーを作成している会社なんかは、ちょっと困りそうな話です。あまり先の年のものを作ってしまうと、ズレてしまうことがあるかもしれません。
さて、「秋分の日」は、祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日です。秋の彼岸でお墓参りに行くイメージです。秋の彼岸は、秋分の日を中日として、前後3日間の計7日間。今年は9月20日が彼岸の入り、23日が彼岸の中日、26日が彼岸明けです。
昼夜の長さがほぼ同じになる日です。これから夜が長くなっていき、秋の到来を感じさせてくれるはずです。暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年の残暑も厳しそうです。秋が短く、すぐ冬を感じさせるかもしれません。
コメント